地震
下から突き上げるような振動で目を覚ました。
目を開けても振動は収まらない。
部屋全体が上下にガタガタ揺れている。
映画かアミューズメントパークのアトラクションの様な状況に、瞬間何が起きているのか把握出来ない。
地震だ。
漸く理解し体を起こし、部屋の中を確認する。
妻もほぼ同時に上体を起こした。
箪笥の上に置かれている人形ケースがは、揺れている。
次に来る横揺れの大きさによっては、落ちて来るかも知れない。
下の子も目覚めて不安な顔を上げた。
護らなくては。
そう思った時、横揺れが始まった。
妻と一緒に下の子を抱き締め、上の子を探す。
上の子は、妻の足元で、まだ寝ていた。
揺れは懸念していたほど大きくはならなかった。揺れが完全に収まった後、一階に下りるため、子供の手を取って階段へ向った。
階段の前まで来た時、余震が来たので、少し戻って収まるのを待ち、下に下りた。
妻が子供に防災頭巾を渡し、机の下に居るよう指示をした。
傍に居てやりたいが、逃げられるよう、準備しておかなくてはならない。
パンや水、懐中電灯などを鞄に詰める。
妻は膝掛けを持って来た。
一通り揃えて、子供の傍に戻ると、まだ怯えているまでも、たまに被る防災頭巾を楽しむ様になっていた。
気持ちを解す積もりで、記念撮影してみた。
テレビの情報によると、震源地は静岡~相良沖で、震度6弱だった。
台風も心配だったが、こちらは太平洋沖を通過したようだった。
それでも、雷の音が遠くから聞こえると、下の子は、防災頭巾を持って机の下に潜り込んでいた。
今回は我が家は、幸い被害がなかったが、東海地震はこんなものでは無いらしい。
何時来るか分からない次に備えて、家中の防災対策を見直しておきたい。
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